新型コロナウイルス感染拡大によるスペインの非常事態宣言②


前回の記事では、スペインおよびバレンシアの新型コロナウイルスによる非常事態宣言後の様子や、スペイン・バレンシアの感染者数を確認できるサイトなどをご紹介しました。

スペインのサンチェス首相は当初15日間の予定で非常事態宣言を発令しましたが、さらに15日間延長され、トータル30日となる予定です。


スペインでは非常事態宣言が発令されてはや2週目に突入しています。
実際現地はどうなっているのか?私が住んでいるバレンシアの現状をご紹介します。


バレンシアも、この記事を書いている3/24の午後の時点で感染者が1300人を超えました。


日本のニュースでも報じられている通り、食料や日用品の買い出し、病院への通院、通勤、犬の散歩などを除き、基本的に外出は禁止、違反すると罰金や逮捕の対象となります。

実際にスペインでは、偽物の犬を連れて散歩をしているふりをして外出していた男性や、ポケモンGOをしに外に出た高齢のおじいさんなど、すでに罰金や逮捕の対象となった人は少なくありません。


バレンシアでも警察が街の至る所で目を光らせており、夜遅くや週末に出歩いている人や怪しいと思われる人、郊外へ続く道路に向かう車などを対象に、職務質問のようなことがなされています。


基本的に買い物ができるところはスーパーと薬局、キオスク、一部のパン屋や惣菜店だけで、あとは全てしまっています。

スーパーでの買い物では、スーパーの規模によっては入場制限があり、スーパーの入り口に列を作って並ぶようになりました。他にも手袋の装着必須、レジなどの列は1メートル以上感覚を開けて並ぶ、一家族につき買い物にこれるのは1人などのルールもあります。

店舗によっては、現金での支払いを受け付けずカードのみとしているところもあります。


非常事態宣言が発令されて1~3日くらいは、スペインでも買い占めが多発し、トイレットペーパー、コメやパスタ、肉類や野菜、消毒ジェルやハンドソープなどの棚が空となっていましたが、現在は解消されています。


ただ、マスクやハンドジェル、消毒液、使い捨てゴム手袋などはほとんどのスーパーや薬局で品切れ状態であり、手に入れようと朝イチで並んでいる人をよく見かけます。


私が到着した2月下旬は、マスクをしたスペイン人など一人も見かけませんでしたが、今では結構見かけるようになりました。

結構ナーバスになっている現地の人もいて、複数で歩いていると警察に通報されたり、一般人同士でも注意され、喧嘩に発展したということも起きているようです。

基本的に明るく陽気なスペイン人ですが、やはり1週間以上も経つとストレスが貯まるようで、私の家のホストシスターは怒りっぽくなり、彼氏や親としょっちゅう口論になっています。笑

近所でも、喧嘩の声や子供が怒られている声を聞く頻度が上がりました。


そんな中でも、少しでも楽しいことや気分転換をしようとするのがスペイン人のいいところ。

毎晩8時になると、各家庭のバルコニーから医療従事者に向けて大きな拍手を送ったり、その時に音楽を流してみんなバルコニーで踊ってたりします。

夜9時には、政府への抗議(何に対する抗議かは不明)をするために、金物をカンカン叩き出します。

外では集まったり話したりできないので、ベランダ越しに大声で会話したり、アプリを使ってビデオチャットをしながら飲んだりしている人もたくさんいます。


みんな口々にいうのは、外出禁止令が解かれた最初の夜はみんなが外出するから、どこのバルも大盛況だねということ。笑


外出できずもどかしい日々が続いていますが、それでも前向きに、この状況をネタにしたりするスペイン人の人たちには励まされます。


ヨーロッパの感染者は減るどころか増える一方、アフリカでも感染者が増えているとのことですので、ますます心配な状況になってはいますが、スペイン人のポジティブなところを見習って、みんなで前向きに乗り越えたいものですね!

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最後までお読みいただきありがとうございました

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