語学力が身につくには?海外留学期間の目安と長・短所

海外留学をする際には、交換留学、語学留学、私費留学、特定の何かを学ぶ〇〇留学(例:ダンス)など、いろいろなタイプがあります。
何を目的とするかによって、かかる期間は異なってきます。交換留学や私費で海外の大学や専門学校などに進学する場合は、コースの関係で留学期間はある程度決まってしまいます。
現地の語学学校に通う場合は、自分の予算や都合に合わせて週単位で調整できる場合はほとんどです。
交換留学で半年か1年を選べるけどどっちにしよう、語学留学に行きたいけどどのくらい行けばいい?、どのくらいの期間行けば語学力が伸びるんだろう?
今回は、留学の目的の一つとして「語学力の向上」を目指す人が抱く「語学力をあげるにはどのくらいの期間が必要か?どのくらい行けば何ができるようになるか?」という疑問について、とりわけ英語力を上げるという観点から考察していきたいと思います。
まず第一に、はっきりいうと
「〇〇期間留学に行けば△△のレベルまで行けます」という明確な根拠は存在しません。
なぜなら、これは留学に行く際の本人の語学レベルや、留学後の努力次第で左右されるからです。
スタート地点が0mの人と、20mの人では、どちらがゴールに近いかはわかりますよね。
でも、0mからスタートした人がゴールまで全力疾走して、20mからスタートした人が手抜きして走ったら、0mから走った人が先にゴールしてしまうかもしれません。
ですので、これからご紹介する目安は以下の場合を基準としたものだと思ってください。
* 留学前の英語力(4技能)は平均〜平均以上(中・高校で習う文法事項や単語などをそこそこ理解している)
* 授業(英語で行われるもの)は一日4時間〜、宿題など出された分はちゃんとやる
* 予習復習はほどほど(1日あたり30分〜1時間)
* 週末や休暇は勉強ではなく外出したりアクティビティに重きを置く
* 学校外での会話は基本的に英語
期間としては、1ヵ月、3ヵ月、半年、9ヶ月、1年以上の5つに区切って見ていきます。
1. 留学期間1ヵ月
留学期間が1ヵ月の場合、元のレベルが相当高くない限り(リスニングもスピーキングもほぼ問題ないなど)、正直なところ大幅な英語力アップは望めません。
TOEICが50〜100点伸びれば上出来、と言ったところでしょうか。
英語を聞くことに慣れてきて、話せる範囲で話すことに抵抗がなくなってきた頃に帰国、という感じになります。ですので、ガッツリ勉強をするというよりは、海外生活を「体験する」という傾向になると思います。それでも、最低限の上達は感じられるので、今後のモチベーションのアップには繋がると思います。
ただし、授業をガッツリ詰め込み、予習復習にも時間をかけ、授業以外の時間もひたすら英語漬けの生活にすれば、読み書きスキルは伸ばせます。
2. 留学期間3ヵ月
留学期間3ヵ月は、耳が慣れてリスニングにそこまで問題がなくなってくる時期です。
スピーキングは簡単なものなら問題はないものの、長い文や詳しく説明したい場合はまだまだ課題は多い、と言ったレベルでしょうか。
TOEICだと100点アップ〜が目安です。
英語を読むことにも慣れ、授業の内容にもよりますが、基本的な内容であれば問題なく理解できるようになる頃です。
ただ、まだ総合的に英語学習への余裕や心のゆとりは出てこない時期だと思います。
英語でコミュニケーションするための最低限のリスニング力を付けたい、英語の読み書きへの抵抗を減らして慣れたい、というのが目的ならば、3ヵ月前後を目安にするといいでしょう。
もちろん、自分でかなりの努力をすれば読み書き技能はかなり上げることができます。
3. 留学期間半年
半年も経つとリスニング力はかなりアップし、知らない単語などはあるものの、聞き取りに関してはほぼ問題のないレベルに達するでしょう。
読み書きも苦にならず、こちらのレベルもある程度上がってきて、わからないことがあっても英語で質問したりできるようになっています。
TOEICでは650〜のスコアが狙えるようになってきます。
スピーキングに関しても、半年経つと会話は特に問題なく成り立つようになります。
この頃には留学生活にもだいぶ慣れ、心にゆとりが出始めます。今までは授業についていくことや何を言っているか聞き取るために集中することが必要でしたが、半年もすればそこまで集中せずとも自然と入ってくるようになります。
半年留学だと、ここから一番伸びどき!という時期を迎えたか迎えずして帰国、という印象も否めませんが、4技能の基礎をしっかり定着させるのには十分な期間と言えるでしょう。
また、この辺りから人によっては英語で夢を見ることもありますよ。
元のレベルが高い場合、新聞や雑誌を読むなどして語彙を増やす努力をすれば、半年でも4技能のレベルをかなり上げることができると思います。
4. 留学期間9ヵ月
9ヶ月も経てば、4技能ともに生活する上では問題ないレベルに達します。
ここまで来れば、あとどれだけ英語を伸ばせるかは自分次第になってきます。
TOEICも750〜以上を十分狙えると思います。IELTSだと5.0~5.5くらいです。英検だと準1級くらい。
半年を過ぎたあとは、限られた期間でどれだけ語彙力や表現力を増やせるかが語学力を上げる鍵となります。
心にもゆとりがある時期でしょうから、今までやってなかったことにチャレンジしたり、今まで手を出してなかった分野の本や新聞を読んでみたり、映画や現地のテレビをみたりして、表現力や語彙力に磨きをかけていきましょう。
また、地域の幅広い年齢の人と交流するのも一つの手です(年代が違うと違う言葉や表現を使うということもよくあります)。
9ヶ月あれば、4技能の全てにおいて日常生活に困らない程度のレベルに達することができます。ここで特に何もしなくても、4技能は十分身についている時期ですがが、そのままだと英語力の伸びはそこで止まってしまいます。
日常生活にひと工夫を取り入れて、更なる語学力アップを狙いたいところですね。
5. 留学期間1年以上
ここまでくれば、4技能全てにおいて高レベルに達しているはず。
日常生活以外でも、政治や経済、観光、芸術、法律など、学校で学んでいる内容によっては専門的な語彙や難しい内容も理解できるようになってきます。
TOEICでいくと、800〜のレベルになってきます。IELTSだと6.0〜6.5以上でしょうか。英検だと1級を視野に入れることができます。
ビジネスシーンや専門的な仕事で使うにも遜色ないレベルに持っていけるでしょう。
将来英語をガッツリ使って仕事をしたいと思っている人にはオススメだと思います。
また、現地で仕事を見つけることも十分可能だと思います。
ただ、一つ前の項でも書いた通り、このレベルに達するとそこからどれだけ英語力を伸ばせるかは自分次第です。
伸び悩むようなら、可能であれば思い切って学ぶ内容や学校、コースなどを変えてみるのも手かもしれません。
1年やそれ以上留学する場合は費用もかなりかかってきますので、元をしっかり取って時間を無駄にしないよう、自分で努力することが必要です。
語学留学の期間と到達可能な語学力の目安、そしてその長・短所をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
これは私の実体験や周りの友達の話などを聞いた上で、それをまとめたものです。
誰もがこれに当てはまるわけではないので、自分の今のレベルと最終的な目標の折り合いをしっかりと見極め、自分にぴったりの留学期間を見出せるよう、いろいろ情報収集をするのが一番です。
この記事が留学を計画している誰かの役に立てれば幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました