日本へ帰国!入国、空港での検査、3日間の隔離などについてのまとめ(後編)

これまで、今後日本へ帰国される方の不安を少しでも解消できるよう、前編にて「スペインの空港での搭乗手続き・日本入国で必要だったもの」を、中編で「関西国際空港到着→日本入国までのプロセス」をそれぞれご紹介してきました。
今日はいよいよ最後の段階、「3日間の強制隔離と残り11日間の自主隔離」についてまとめていきます。
この3日間の強制隔離ですが、新型コロナウィルス変異株流行国・地域に指定されている国や地域から帰国した人が対象です。宿泊費及び食費は全て公費で賄われるため無料です。
では、関西国際空港で日本へ入国し、隔離施設へ移動するところから詳しく解説していきますね^^
< 帰国〜強制隔離施設への入所まで(0日目)>
👉 隔離施設への移動
荷物も取り終わって税関を通過して出口に向かえば、やっと日本に入国となります。
前の記事の後半にも書きましたが、緑の首紐のネームタグをまだこの時点ではつけているので、それがついている人=強制隔離対象者は係員によって出口横のスペースに集められます。
一定数(私の場合は7人ほどでした)集まったら、各自荷物を持ってバス乗り場まで係員の誘導のもと移動します。
(荷物を運ぶカートは、バス乗り場まで押していけます。)
バスは隔離施設行きの専用のバスで、私たちより前にも数名すでに乗っていらっしゃいました。私たちのグループが乗り込んだあと、さらに10分ほど待ち、また7名程度の後続グループが乗り込み、その後隔離施設に向けて出発し、5分ほどで到着ました。
👉 隔離施設(ホテル日航関西空港)へ到着

関西国際空港へ到着した場合の強制隔離の施設は、空港の真横にあるホテル日航関西空港です。
隔離施設では、入所すると3日間禁酒・禁煙となります。
このホテルには出入り口が二箇所あるのですが、隔離対象者は駐車場側の出入口に限定されています。
バスを降りて荷物を受け取り、その入口から入ったところに受付が設置されており、列に並んでここで一人(一家族)ずつ入所の手続きを行います。
荷物がたくさんあると思いますが、ホテルの入口にもカートが準備してあり、それを部屋の前まで使うことができるので、大荷物でも安心です。
受付では、空港で記入したアレルギーや食の嗜好の質問票と健康カードを提示します。
質問票はここで回収され、健康カードは検査の番号(バーコードにある番号)の確認に使われ、返却されます。ここで自分が入る部屋を振り分けられ、部屋番号が書かれたプラスチックの袋を渡されます。
袋の中には体温計とお知らせの紙が入っており、毎日朝夕検温するよう指示があります。
部屋の外に出ることはできないので、カードキーなどはありません。
それを受け取ったら、エレベーターホールへ移動します。エレベーターは一台につき一人の利用で、ここから先はもう後戻りできません。
私が上がった時、男性がタバコを吸いたいと地上界に戻ろうとしており、係員の方と揉めていました。
タバコを吸われる方は携帯用の灰皿を準備し、隔離施設への移動バスの待ち時間やホテル受付での待ち時間などを利用しないと、機会が無いまま隔離に入ることになりますのでご注意を。
さて、エレベーターで部屋の階に上がり自分の部屋に入ります。
私は空港に到着したのが、午後5時半過ぎで、ホテルの部屋入ったのが夜の8時半過ぎでした。夜ご飯の時間を過ぎていたので、エレベーターで隔離の階到着すると、エレベーターホール横でお弁当が配られました。
夜ご飯をゲットして自分の部屋へ。部屋のドアは開いているので荷物を入れます。荷物を持ってきたカートは部屋の前に置いておけば係の人が回収してくれました。
部屋のドアは開いているので、荷物を入れ込み内側からロックをかけて3日間の隔離スタートとなります。
到着した日は0日目として数えられるので、実際のところは到着したその日から3泊し、日本に到着して4日目に再検査・退所となります。
割り振られた部屋は写真のような広めのツインルームで、窓も換気程度に開けられました。使わないベッドでストレッチしたり、部屋を歩き回ったり、空港側に面していて飛び立つ飛行機なども近くで見れたので、快適に過ごすことができました。
<強制隔離1〜3日目→退所まで>
👉 食事について
食事は朝昼晩、3食提供されます。朝は7:30~8:30ごろ、昼は11:30~12:30ごろ、夜は18:30〜19:30ごろの間のどこかで配られます。
各部屋の外に椅子が置いてあり、食事の準備ができるとインターホンが鳴るので、少し間を置いてからマスクをつけてドアを開け、椅子の上のお弁当などを回収します。
隔離飯の内容は自分のインスタで写真を公開しているので、気になる方はチェックしてみてください。
(複数投稿あり)
個人的には、量もたっぷりあって満足でした。
食べ終わったら、お弁当が入っていた袋にゴミを入れ、ドア横の椅子の下に置いておけば、係の方が回収してくれます。
毎回飲み物が何かしらついてきますが、部屋には水のペットボトルが6本ほどすでに提供されています。水が足りない場合は、待機事務局(内線で連絡可)に連絡すれば追加でももらえるそうです。
部屋には電気ケトルもあり、お湯を沸かすこともできます。
👉 その他の生活全般
入所時にもらった体温計で毎日朝夕検温します。記録用紙も同梱されていますが、ただ自分で体調を確認するのが目的のようで、その記録用紙を提出したりするようなことはありませんでした。
また、部屋から外に出ることはできません。ドアを開けるのは基本的にものの出し入れの時のみで、廊下には常に係員か警備員の方がいて監視されています。
私は利用しませんでしたが、待機事務局に連絡すれば洗濯洗剤をもらうことができ、洗濯したい人は部屋で手洗いできます。
よく話題になっているUberなどのデリバリーサービスですが、関西国際空港は中心地から離れている&私の待機機関中から大阪は非常事態宣言が出ていたため利用できる店舗やサービスがなく、結局利用できませんでした。
ものの差し入れなどは、待機事務局に事前に連絡すれば、係員の方が代わりに受け取って部屋まで届けてくれるそうです。
そして、毎朝11時に来る健康チェックメールなどにも返信しつつ、3日間を過ごします。
隔離2日目の午後に、待機事務局から翌日のPCR検査について部屋に電話がかかってきます。そして、夜に翌日の検査用の唾液採取キットが配布されます。
👉 隔離3日目の検査→退所

隔離3日目の朝、起きてすぐにPCR検査用の唾液を採取します。前日夜に採取キットが配布されますが、当日の朝採取しなければなりません。朝の採取前に飲食はできません。
空港でした検査と同じ容量で唾液を採取し、採取し終わったら部屋のドア横の椅子についている紙コップに提出します。朝の7:30ごろから係の方が検体を回収するので、それまでに出すようにしましょう。
隔離施設での検査はPCR検査なので、時間がかかります。結果が判明するのは午後1~3時ごろの間です。事務局から結果の連絡が内線でかかってきて、陰性であれば当日19時までに隔離施設を退所しなければなりません。
結果連絡の内線では、当日何時ごろ退所する予定かや移動手段を口頭で確認され、公共交通機関が使えない旨などを念押しされました。
私の場合は、午後1時半過ぎに内線で陰性の連絡があり、すでに両親がホテルの駐車場で待機してくれていたので15分ほどで退所する旨を伝えました。そして荷物を運ぶカートを利用したいと伝えたら、すぐに係員の方が部屋の前までカートを持ってきてくれました。
あとは退所の準備をしてエレベーターで1階に降ります。その際、部屋のドアは入所時のように開けたまま退室し、毎日の検温に使っていた体温計をエレベーターホールで待機している係員に返却します。
エレベーターで1階に降りたら、来るときは利用しなかった別の出入口からさよなら〜で、強制隔離は終了となります。
ちなみに、誰かに車でお迎えにきてもらう場合、ホテルの駐車場を利用できます。
発行される駐車券をホテルの受付カウンターに持っていけば、退所日当日は無料で利用できるのでとてもありがたかったです。
そして、9時間半かけて大阪から九州へ自家用車で移動…疲れました…。
いよいよ自宅での自主隔離スタートですが、ここで私のミスをご紹介します。これから帰国される方のお役に立てば幸いです。
<自主隔離期間と重大ミス>
3日間の強制隔離が終わったら、残りの11日間は自宅などの待機場所で自主隔離を継続することになります。
この合計14日間の隔離期間中は、以下の点を実行しなければなりません。
①他者との接触や外出を控え、やむをえず外出する際はマスクを着用して公共交通機関は利用しないこと。
②毎朝11時ごろに届く健康状態のフォローアップメールに毎日14時までに返信すること。
③OELのアプリで通知が来たら位置情報を送信(通知が来る回数や時間帯は不定期らしい)。また、入国者健康管理センターからビデオ通話(SkypeかWhatsApp)が来たらそれに応答する。
④接触確認アプリのCOCOAを利用、また地図アプリ機能などを利用して位置情報を保存。
私はこの③の項目で重大なミスをすることになるのです…。
👉 OELアプリの利用開始案内が来なかった
自分の位置情報を提供するためのOELアプリ。中編でも書きましたが、これはダウンロードするだけでは利用できません。利用開始のためには、入国者健康確認センターからメールで送られてくるIDとパスワードが必要なのです。
アプリの動作確認をするためのチェックブースで有効なメールアドレスを確認され、後にそのメールアドレスに利用案内メールが来る、という手順です。
しかし、私の場合、入国した日も、強制隔離が終わった日にも、自己隔離期間中にも、結局その利用案内メールが来ませんでした…。迷惑メールなども確認していたのですが、来なかった…
ということで、私はこのアプリを一切使わず隔離期間を終えました。
幸い、健康フォローアップのメールは毎日問題なく届いたので、そちらはちゃんと毎日返信していました。
👉 Skypeによる連絡に気づかない事態に…
そしてSkypeによるビデオ通話アプリでも問題が…。
最初に結論を言いますと、Skypeがオフラインになっていてかかってきた通話を取れなかったのです。
ですので、これから帰国される方は、SkypeよりWhatsAppの利用をお勧めします。
私の場合、「まぁ健康確認メールにも毎日返信しているし、もし何かあればSkypeで連絡が来るだろう」と思って、OELの案内メールが来ないことは放置していました。
そのまま自主隔離中何もなく自主隔離後半に差し掛かり、「結局、Skypeでも連絡来ないなー」と思って隔離12日目?くらいにふとスカイプを開いてみたんです。
すると、空港で係の方に見せるためにログインし、ログアウトせずそのままにしていたはずなのに、「セキュリティのためログアウトしました」という内容の表示が(汗)。
慌ててログインし直してみると、入国者健康確認センターから4回の着信が!!!!
最後の着信は隔離9日目のものでした。
やばい!私、巷で問題になっている追跡不明者になっちゃってる!と思って、その後は2日くらいはアプリを開いて確認してたのですが、結局9日目の着信以降、ビデオ通話がかかってくることはありませんでした。
なぜログインしていたのにいつの間にかログアウトしていたかはわからないのですが、「セキュリティのため」とあったので、おそらく自宅のWIFIルーターが新しいものに変わっていて、Wifiネットワークが変わったからかな?と予想しております。
とりあえず、Skypeはログアウトした状態だと通話ができません。私のように何らかの拍子に、気づかないうちにログアウトしてしまって通話できなくなってる人もいるのではないかと思います。
こういう状況を避けるためにも、この2つのうちであればWhatsAppの方がお勧めです。
WhatsAppはネット環境さえあればよく、勝手にログアウトして通じなくなるなんてこともないので。
LINEでも良さそうなんだけどな…。
でも、自宅や携帯番号も入国時に登録してるんだから、どうしても繋がらない時はそっちで直に連絡してくれればいいのに…とも思ってしまいました。まぁ終わってしまったことは仕方ない。
5/10より晴れて自由の身となりましたが、関係部署などから連絡が来ることもなく、現在同居している両親にも症状などはないので少し安心しています。
以上が私の隔離期間の体験談でした。
<まとめ>
かなり長文になってしまったので、本記事のポイントを再度まとめます。
- 新型コロナウイルス変異株流行国・地域から日本に帰国する場合は、3日間の強制隔離 + 11日間の自主隔離が必要。なお、強制隔離の費用は無料。
- 関西国際空港に到着した場合の隔離施設はホテル日航関西空港。
- 隔離期間中は健康フォローのメールに返信したり、アプリで位置情報を報告したりする必要がある。
- ビデオ通話アプリは、SkypeかWhatsAppか選べるが、WhatsAppの方がおすすめ。
日本への帰国・入国は今や多大な労力を要する大イベントになってしまいました。
これからも、留学先や在住先から日本へ帰国する方はいらっしゃると思います。
ここでは、私が4/25に関西国際空港に帰国した時点での詳細をまとめましたが、日本の水際対策は頻繁に変更されています。実際にご自身が帰国される際は、外務省や厚生労働省などのHPで最新の情報を確認するようにしてくださいね。
もし、〇〇はどうだったか?など質問などがありましたら、できる限りお答えするので当ブログのお問い合わせフォームやインスタのDMからご連絡ください^^

最後までお読みいただきありがとうございました