日本へ帰国される方へ!入国、空港での検査、3日間の隔離などについて(中編)

日本への帰国・入国のプロセスが、コロナのせいで大変なことになっています。
前回の記事に引き続き、今後、日本帰国を考えていらっしゃる・実際に帰国する予定のある方の不安や心配が少しでも軽減されるよう、私がスペインから日本に帰国したときの情報を公開していきます。
私は、4/25に長期留学を終え、新型コロナウイルス変異株流行国・地域に指定されているスペインより、日本に帰国しました。
航空会社はAir Franceで、旅程以下の通りです。
4/24 スペイン・バレンシア発
↓
同日パリ・シャルル・ド・ゴール空港にて乗り継ぎ
↓
4/25 関西国際空港着。のち指定の宿泊施設にて3日間の強制隔離。
前の記事ではスペイン出発〜日本入国に際し、必要だった書類についてまとめました。
今回の中編では、実際に関西国際空港に到着してから日本への入国手続きを終えるまでのプロセスをまとめていきます。
今からまとめる情報は関西国際空港で実際に私が体験したものなので、成田空港など別の空港に到着する便だったり、変異株流行国・地域に指定されていない国から日本に帰国される場合などは、多少手順などが変わる可能性があります。また、水際対策も頻繁に変わっているので、あくまで参考程度にお読みください。
また、写真もあり、長文でもあるので、PCからの閲覧をお勧めします。
※ 日本の水際対策は状況に合わせて刻々と変わっています!!
この記録は4/25時点のものなので、実際に帰国される際は、必ず厚生労働省のサイトなどで最新情報を確認するようにして下さい!!
<関西国際空港到着→日本入国までのプロセス>
とりあえず、降機してから入国のための検査までは数々のデスクを周り、大量の資料(紙ベース)をもらうことになります。
異なるデスクに行くたびに書類を出し入れしないといけないので、クリアファイルなどを用意しておくといいと思います。
では、入国までのプロセスを順を追って説明していきます。
👉駐機→降機→第1チェックまで
飛行機が駐機場に移動すると、まずは検疫の係員の方が機内に来られて、降りた後の手順などについて説明されます。その後、降機の指示があるまで機内で数分待機し、指示が出て前の方から徐々に降りていくことになります。
降機して指示に従って進むと第一のチェックがあり、そこでまず陰性証明書の確認がありました。
複数のブースがあり、係の人に指示されたブースに進み、陰性証明書を提示します。日本政府指定のフォーマットを使ったので、確認は1分もかかりませんでした。ただ、任意のフォーマットを提示されていた方は、私より前に別ブースに進んだのに私の方が早く確認が終わりました。
ですので、確認をスムーズにするためにも、可能な限り日本政府指定のフォーマットで陰性証明書を取得することを強くお勧めします。
一応、現地の医療機関からメールで発行された陰性証明書も印刷して持っていましたが、そちらの方の提示は求められませんでした。
ただ、出発する国の日本大使館によっては、日本政府指定フォーマットの証明書と、現地の医療機関から発行された任意フォーマットのもの、どちらも携帯するように指示しているところもあるので、念の為どちらもプリントアウトして携帯しておいた方がいいかと思います。
証明書に問題がなければ、赤の首紐がついたネームタグを渡され、それをつけてウィングシャトルに乗り、次の場所へ移動します。
係の方が誘導してくれるので、迷うことはないです。
👉第2チェック→入国時の検査 → 第3チェック

誘導に従って進み、エスカレーターで階を一つ降りると、第二のチェックがあります。ここでは、機内で配られ記入した健康カードの確認(上記の写真)があります。
ここで、健康カードにバーコードのシールが貼られ、バーコードと同じ番号が貼られたプラスチック容器を渡されます。この容器は、入国時の抗原検査のために唾液を採取するためのもので、それを受け取ったら次の検査ブースに進みます。
唾液を採取する検査ブースはパーテンションで区切られており、唾液採取用のプラスチック製のペラペラの漏斗をもらってプラスチック容器に装着し、一人ずつパーテーションの中で指定量の唾液を採取します(これが意外と大変)。
梅干しやレモンの写真が各パーテーションに貼ってありますが、私の場合は役に立ちませんでした。笑
採取を終えたら係員の人に声をかけて唾液量の確認をしてもらい、OKならば専用カウンターで容器を提出し、次のチェックポイントへ進みます。
第三チェックでは再び健康カードの確認があります。このチェックポイントでは、どの国・地域から日本に帰国したかを確認されるようです。
私の場合は、新型コロナウイルス変異株流行国・地域に指定されているスペインからの帰国だったので、ここで新たに緑色の首紐がついたネームタグを渡され、第一チェックで渡された赤色の首紐のネームタグを返却しました。
新型コロナウイルス変異株流行国・地域から日本へ入国した場合、検疫所指定の宿泊施設にて3日間の強制隔離があります。
おそらく、この緑のネームタグは、3日間の強制隔離対象者に配られているのだと思われます。
強制隔離の対象であるこの変異株流行国・地域のリストは、更新頻度が高いです。5/13現在、30以上の国・地域が指定されており、今後も追加されていくことでしょう。自分の出発地がこのリストに入っているかどうかは、出発ギリギリまで継続的に確認するようにしてください。
緑色のネームタグに付け替えて、ここから3分ほど廊下を歩き続けて次のチェックポイントへ向かいます。
ここから先が後半戦になります。
👉 第4チェック → 第5チェック
ここからは、次々と異なるチェックポイントを巡ります。まるでスタンプラリーです。覚悟してください。笑
まず、係員の方に口頭で質問票のQRコードと誓約書があるかどうかを確認されます。ここは特にブースなどはなかったです。でも、QRコードは飛行機の搭乗前に確認があるのですでに持っているはずです。
誓約書については、この時点で準備していない人はここで名乗り出て、準備できるようです。
第四チェックでは誓約書などの必要書類をざっと確認されました。ここではブースにいる係員の方に見せるだけでOKでした。おそらく、ここは必要な書類がちゃんと揃っているかの確認のようです。後述しますが、各書類は別のチェックブースでそれぞれしっかりとした確認があります。
続く第五チェックでは、アプリのインストール・動作確認などが行われます。まず、左右2つのブースに別れており、入国の際に必要な3つのアプリ(OEL, COCOA, WhatsApp かSkype)をすでにダウンロードしている人は「ダウンロード済みの方」の方へ、まだしていない人は反対のブースへ進んで、これらのアプリをダウンロードするところからスタートです。
私は事前にダウンロードしていたので、直接「ダウンロード済み」の方へ進みました。こちらのブースでは、アプリの動作確認や連絡先の確認、またスマホのBluetoothやGPS設定の確認があります。
ここが結構重要で長いです。そして、以下の写真のようなアプリの手引き書のようなものをもらい、説明を受けます。

この表紙に載っている順に、簡単に各項目を説明していきます。
① OEL
アプリのダウンロードが必要です。ただ、ダウンロードしてすぐ使えるわけではなく、登録するメールアドレスに、入国者健康確認センターから利用案内メールが届き、そこに記載してあるIDとパスワードを入力して初めて利用可能になるそうです。
後述する④の健康フォローアップとOELの利用案内メールを受け取るため、メールアドレスの確認が行われます。
係の方のipadから、登録するメードアドレスにちゃんとメールが届いたかその場で確認する必要があります。
「なるそうです」と書いた理由は、私の場合、IDとパスワードが記載された利用案内メールが結局来ず、利用することがなかったからです。迷惑メールなどもずっとチェックしましたが、結局来ませんでした。
健康フォローアップメールは毎日欠かさず来たのに、なぜこっちだけ来なかったのか謎です。
②SkypeかWhatsApp
ビデオ通話用のアプリで、このどちらかをインストールしておく必要があります。入国者健康確認センターからビデオ通話で連絡がくる場合があるからです。
どちらでもいいのですが、すでにどちらのアプリも利用されているならば、個人的にWhatsAppをお勧めします。
私はSkypeを指定したのですが、ログインして画面を見せたのち、係の方のipadでアカウントをちゃんと確認されました。おそらく、WhatsAppを選んでも、同じようにアカウントの確認をされると思います。
そして、こちらのアプリは常にオンライン状態になっておく必要があるそうです。
私は、ある失敗?により気づかず、4回かかってきたSkypeのビデオ通話に応答せず、厳密に言うと誓約書違反者状態でした。ログイン・ログアウトの必要がないWhatsAppにしておけばよかったと後悔中です。
(空港でSkypeにログインしてそのままにしていたのに、いつの間にか勝手にログアウトしていたのです…)
なぜそんな事態になったのかは次の記事の後編で詳しく書きますが、とりあえず、WhatsAppをすでに利用されている方は、WhatsAppを選んだ方がいいと思います。
③位置情報記録の設定・保存
これは主にスマホのGPS設定です。おそらく、多くの人はGoogle Mapなどの位置情報を利用したアプリを使っていらっしゃるので、ほぼ問題はないはずです。
私はもう係の方にスマホを渡して、必要な設定になっているか確認してもらいました(そして変更などは特にせずともちゃんと必要な設定になっていました)。
設定方法がよくわからない方にも、係の方がちゃんと教えてくれていたので特に心配する必要はありません。
④メール等による健康フォローアップの回答
こちらは、登録したメールアドレスに健康状態を確認するためのリンクが貼られたメールが届くシステムです。
帰国・入国後の隔離期間14日間、毎朝11時ごろに届くので、14時までに回答する必要があります。
設問は、自分や家族の症状の有無などに関する2問しかないので、すぐ終わります。
(症状ありと回答すれば、また別の設問が出るのかもしれません)
このメールは、ちゃんと毎日届きました!
⑤ COCOA
巷で噂のCOCOAアプリもインストールしなければなりません。
万が一、帰国後に症状などが出て陽性と判明した場合、このアプリで陽性情報を登録することで、周囲で接触した可能性がある人にお知らせが行きます。
インストールしたものの、3回の生活用品買い出し以外は外出してないので、ほぼ使いませんでした。実家が田舎なので、接触した可能性があるという通知も何もきませんでした。
以上が第五チェックです!項目が多い!!しかし、手際よく行けば5分ほどで終わります^^
ここを乗り切れば、あとは楽ちん!すぐ近くの次のチェックポイントへ移動します!
👉 第6チェック〜検査の結果待ち

第六チェックは、質問票のQRコードに登録されている情報の確認です。
質問票では、日本帰国後の滞在先や連絡先の情報などを登録する必要があります。
QRコードを機械で読み込み、事前に回答している情報が合っているかの確認と、パスポートの確認があります。
ここでも誓約書の準備ができているかチラッと確認がありました。
そしてまた数メートル進んで次のチェックポイントへ。
次の第七チェックでは、健康カードの最終チェックと誓約書の回収が行われます。
健康カードの記入内容がもう一度確認され、ここで「強制隔離対象か否か」を最終宣告されます。笑
そして誓約書の確認があり、問題なければここで誓約書が回収されます。
追加で、次の第八チェックで記入・確認するA4一枚の食に関する質問票もここで手渡されます。
そして、隔離施設での注意事項などが書かれたお知らせの紙ももらいます。
次の第八チェックでは、アレルギーや食の嗜好(ベジタリアンかハラルかなど)の確認が行われます。こちらは強制隔離対象者のみが通過しなければいけないチェックポイントです。
前のチェックポイントでもらった質問票を記入し、記入事項を係員の方と確認します。
ここで事前に申請しておけば、隔離施設での食事に反映されるようです!細やかな心遣いに感激しました。
ここで主なチェックは終了です!!
あとは、上の写真のような検査結果を待つスペースにて、先に行った抗原検査の結果が出るのを待ちます。
このスペースにも一つ長テーブルのブースがありましたが、隔離施設についての口頭説明及び待機指示しかされませんでした。
検査結果が出るまでは、1時間半ほど待ちました。
結果が出ると、係の方が結果が出た人の検査の番号を呼びます。この番号は、健康カードに貼られているバーコードに記載されている番号です。
※ 検査の待合スペースは広く、場所によっては検査結果が出た人の番号を知らせるスクリーンが設置されていました。私の時はすでに消えていましたが、到着便が被って人が多いなどの場合は、もしかしたらスクリーンで検査番号を自分で確認するのかもしれません。
係員の方の元に行き、健康カードの番号をチラッと確認され、陰性であれば入国手続き、及び荷物の受け取りへ進みます。
降機してから検査結果の待合場所まで歩いてきたルートを、全て逆走して戻っていくことになります。
地味に5分ほど荷物を持って歩くことになります。でもあとはもう少し!!
👉 入国審査→荷物の受け取り→ 入国
ようやく空港でのプロセスも最終段階です!
次は入国審査になりますが、日本のパスポートを持っている方は、自動認証ゲートを利用します。
パスポートの写真のページを設置されているスキャナーに置き、あとは指示に従ってカメラに顔を向けるだけ。
ここでも係の方がいたので、もしうまくいかなければ手伝ってくれるはずです。
海外在住の方や留学生で、ビザや滞在許可証の更新のために日本の出入国日を記録しないといけない方は、自動認証ゲート横に有人のブースが一つあるので、そこでスタンプをもらってください。
入国審査が終われば、表示に従って進んで1階に下り、自分の預け荷物を受け取ります。
自分の荷物が出てくるカウンターを電光掲示板で確認し、取りに行きます。
すでに荷物は全てコンベアーから下されて床に並べられているので、荷物が出てくるのを待つ必要はありません。
ここでも係の方が待機してくださっているので、万が一荷物がない場合でもすぐに対応してもらえるようです。
自分の荷物を受け取ったら、税関を通過し、晴れて日本入国です!!
出口で係員の方が待っており、緑の首紐のネームタグをつけている方を出口脇のスペースに招集していきます。
そして、ある程度の人数が揃えば、隔離施設へまとまって移動します。
ここまでが到着から日本入国まで、私が経たプロセスです。
<まとめ>
飛行機から降機して、実際に入国するまで、実に多くのステップを踏むことになります。
陰性証明書の確認に始まり、唾液による抗原検査、アプリやその他書類の確認などスタンプラリーのような数々のチェックポイントを回らなければなりません。
必要書類やアプリは飛行機に乗る前に事前に準備しておくと、プロセスがよりスムーズに進みます。
新型コロナウイルス変異株流行国・地域から日本へ入国した場合、検疫所指定の宿泊施設にて3日間の強制隔離があります。
この変異株流行国・地域のリストは頻繁に更新されるので、しっかり厚生労働省や外務省のHPで確認するようにしましょう。
今回の記事では、一番のメインと言える飛行機から降りて実際日本に入国するまでのプロセスをご紹介しました。水際対策は刻一刻と変化しているので、ここに書いている情報が変更になっている可能性も十分考えられます。なので、参考程度にしておいてくださいね。
次回の最後の後編では、3日間の強制隔離+自主隔離についての詳細をお伝えします^^

最後までお読みいただきありがとうございました