フランスでのストやデモ

※ 2019年12月4日(水)に直近のデモの情報をこちらの記事にて発信しております。
 フランス旅行に行かれる方はぜひご活用ください。




今年の春先から続いていた香港の民主化デモ。
先週末に投票があった区議会議員選挙で、民主派が圧倒というニュースは日本や世界でも放送されていました。

日本にいると、あれほど大規模なデモに出くわすことはほぼありませんよね。
ですが、世界中では規模の違いはあるもののデモは比較的頻繁に行われています。

フランスもデモやストが多い国で、旅行や留学などに行かれる際は注意が必要です。
今日はフランスのデモやストについて解説したいと思います。


<フランスのデモやストの実情>


去年(2018年)の冬前から11月からフランスで始まった「黄色いベスト( Gilets jaunes)運動」も、一時期日本でも頻繁にニュースになっていたのを皆さん覚えていらっしゃるでしょうか?


フランスの労働者層・中間層の人々が、生活費や燃料費の高騰・増税などに反意を示すために長期にわたって続いたデモです。
デモが始まった当時は、町中の大きなロン・ポワン(環状交差点)がデモ隊に占拠され、あちこちで大渋滞(上の写真はその時の写真です)。

デモは暴動にまで発展し、パリのシャンゼリゼ通りの店舗や車両が破壊・放火されたり、凱旋門の一部の破壊、高速道路のスピードカメラの7割近くが破壊されるなど、甚大な影響が出ました。


黄色いベスト運動はここ半世紀の中で一番大きいものだったというほどの規模だったのですが、それに限らず、フランスでは小・中規模のデモやストは日常茶飯事です。
「デモやってるな〜」というレベルのものもあれば、「え、困る…」といった実生活に影響を与えるものも。


例えば、2018年の5月ごろからは、フランスの国鉄(SNCF)が3ヶ月に渡り長期のストを行いました。
そのせいで、週の半分は列車の数が大幅に間引きされ、当時近くの大都市の語学学校に列車で通っていた私にとっては大打撃でした。

それ以外にも、ヨーロッパ最大の航空会社エールフランス(Air France)も年に数回職員のストで欠航や減便がありますし、各都市の列車や地下鉄、バス会社なども年に数度ストがあります。

また、私が驚いたのは学校の先生がストをすること!!
先生がストでお休みなので○限の授業ありません、的なことになっていました。


フランス人曰く、「夏やクリスマスのバケーション時期はデモやストも下火になるけど、夏の間にルールや法律が変わったりするから、9月〜11月ごろは比較的よくあるよ。あと2~5月あたりもあるかな」とのこと。
私自身、これを聞いて、「そういえば確かに9〜10月はよくデモで家の前の通りを行進してたし、バスも12月前にかけてちょこちょこストあってたな」と思いました。

もし旅行でフランスに行く場合は、交通情報は事前に調べておくのが吉です!
知らずに行って移動が不便だった、なんてことになる可能性もなきにしもあらずですよ。


<なぜデモやストが多いのか?>


なぜフランスはデモやストが多いのでしょうか?

これは私個人の考えですが、フランスの人はフランス革命によって民衆が自由と権利を勝ち取ったことを誇りに思っている人が多いと感じます。
だから、自分たちの権利を守る・主張するのは当たり前で、それが阻害されそうになると高々と声をあげます。
企業の労働組合などもかなりしっかりしていて、年に数度デモやストがあるのは当たり前のようです。

この主張力の強さは個々のフランス人にもしっかりと反映されていて、フランス人は相手と反対意見であっても自分の意見をはっきり主張する傾向があります。


揉め事は起こしたくない、面倒臭い、デモとかやっても状況は変わらない、と私たち日本人は考えがちですが、フランス人の人たちからすれば、それは考えられないことのようです。笑


日本の場合は主張しすぎると煙たがられてしまいますが、必要な時はしっかりと声を上げるところはフランスを見習いたいものですね。


<まとめ>


今回はフランスのデモやストについて簡単にご紹介しました。

フランスはストやデモが多いので、旅行などで行かれる際は事前に交通情報などを調べていく事をおすすめします。
また、小規模なデモであっても、暴力行為があったり何かを燃やしたり投げたりといったこともよくあるので、そういったデモ隊に近づかないようにしましょうね。

万が一、ストやデモにあっても、「フランスらしい体験ができた〜」とポジティブに考えてみてください。笑


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最後までお読みいただきありがとうございました

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